どうも!
ブラック企業撲滅を掲げる、ホワイト企業情報局 局長いのりょです(/・ω・)/
さて、当サイト「ホワイト企業情報局」はホワイト企業の生活や福利厚生、待遇について発信して、1人でも多くブラック企業から逃れる人が増えるように情報発信をしていきます!
まず、「ホワイト企業とは何か」を定義していきましょう!
ホワイト企業とは?
明日の心配がなく働ける会社
ホワイト企業とは「労働者が毎日心身ともに健やかに安心して働き、家族を養うことのできる会社」だと私は考えています。
毎日安心して仕事をするためには、「将来性」「お金」「コンプライアンスの徹底」が必要です。
- 安定的に会社や個人が成長できる業界に属している(将来性)
- 儲かっている会社であること(お金)
- ハラスメントや不正に対して、厳格に対処する組織体制(コンプライアンスの徹底)
人を資産として考えられる会社
ブラック企業とホワイト企業の根本的な違いは、人を「資産」と考えているか「コスト」として考えているの違いです。
「人を資産」として考えているならば、会社は「長期的に働くことで成長し、将来的に会社に貢献する社員を育てる」環境を整備します。
一方「人をコスト」として考えると「短期的に使い潰して、コスパの良い社員だけ残す」環境に成ります。
ホワイト企業→「人は資産」人を長期的に育成して、将来を担ってもらう。
ブラック企業→「人はコスト」利益が人件費を上回れば、あとは関係なし。
仕事は嫌いじゃなきゃいい
この記事の目的は「ホワイト企業の定義」ですが、この議題について回るのが「やりがいや仕事が楽しいか否か」という問題です。
仕事のやりがいや楽しさは非常に重要ですが、この記事では除外します。
あくまで、この記事でのホワイト企業は「給与・福利厚生が良い」「ハラスメントがない」「離職率や残業時間が少ない(低い)」という「万人の働きやすさ」をホワイト企業の基準とすることご了承下さい。
ホワイト企業の条件(待遇面)
給料が業界平均以上
ホワイト企業の定義として、「年収が業界平均と同等かそれ以上」と定義します。
いくらストレスが少なくても、給料が安いのでは「単に仕事が少なく、給料も少ないだけ」とみられてしまうからです。
ホワイト企業は「儲かっていること」が前提条件になるので、社員にそれなりの給料を払う体力があるのです。
給料が高いわけではないけど、そこそこ貰える会社だと言えます。
有休消化率が高い
- ブラック企業「新人なのに有給申請?やる気あるの?」
- ホワイト企業「有給は入社初日から14日付与されます。有給は、しっかり使って下さい。」
私が、実際に言われた転職前と転職後の会社で言われた言葉です。
ホワイト企業では、労働者の権利がキチンと保証されて休養の重要性が認識されています。 ブラック企業では精神性が重要視されて、新人に休養はいらない。会社は成長の場という考え方です。
100%消化は難しいでしょうが、70%は消化するのが当たり前の会社に入りたいものですね。
入社3年以内の離職率が低い
ダメな会社は3年以内に人が辞めますが、辞めるには様々な理由があります。
【入社3年以内に人が辞める会社】
- 将来を考えられるほど給料が高くない
- パワハラ、セクハラが横行している
- 会社に魅力がない・不祥事を起こした
- 同業他社に比べて給料が低い
キラキラした文言で新卒を採用しても、「この会社ヤバいわ。。。」と3年もいれば気づくものです。(転職は、職場に不満があるからするのです)
逆に、「辞める理由」が無ければ、人は簡単に会社を辞めません。
私の勤める会社では、入社3年以内に辞めた人は最近5年では0です。全てが完璧な会社だとは思いませんが、辞める理由がないので辞めないというのが正直な意見です。
福利厚生が充実している
年収には換算されない住宅手当、家族手当、資格手当。。。。等の福利厚大切です。
求職者からは見えにくい福利厚生だからこそ、ホワイト企業とブラック企業では大きく異なってきます。
同じ年収でも、住宅手当(家賃手当)の有無によっては全く違う年収になりますよね。
2.5万円/月の住宅手当があれば、年間30万円可処分所得が違うことになります。。。。
年収30万円上げるのは大変なので、福利厚生がしっかりしている会社に入ることが重要ですね(;^ω^)
パワハラ・セクハラに対して相談窓口がある
組織が自浄作用を有しているのが、ホワイト企業であるために必要です。
立場が弱い若手社員や一般職が不当な扱いを受けた場合に、それを相談できる窓口があることは非常に重要です。
オーナー企業や、コンプライアンスが軽視されている会社では、「上司の言うことは絶対」として相談窓口がしていない事も多々あります。
従業員に対して、相談窓口が周知されており機能してなければ、心身の健康が損なわれる確率を低くすることが出来るのです。
4月入社でも、6月に一定以上のボーナスが支給される
見落とされがちなんですが、「4月入社で6月にボーナスが振り込まれる」って、ホワイト企業か見分けるのに、非常に大切です。
それは「貰えない人の気持ちを、会社が汲み取れるか」が分かるからです。
確かに、4月入社であれば、査定対象の前期は働いていないので受け取る権利はありません。しかし、もらえない側には「自分だけ貰えない悲しさ」は存在します。
満額でなくても、寸志を出してくれる会社であれば、労働者を大切にしている会社だと言えるのではないでしょうか。
私の前職のブラック企業? 当然、1円も出ませんでしたよね!(;^ω^)
ホワイト企業の条件(仕事編)
残業時間が少ない。
残業時間が少ないに越したことはありません。
残業時間が少なければ、終業後に出来る事の幅が広がります。
【定時帰りで出来る事】
- 資格取得や語学勉強などの自己研鑽
- 趣味に打ち込んでストレス解消
- 友人や恋人と遊んで、人生を充実させる
- 副業に精を出して、本当に好きな仕事への土台を作る
定時帰りって素晴らしいんですよ。毎日定時退社しても、儲かるビジネスモデルの会社に生きましょう!
明確な評価制度がある
人が定着している会社の特徴としては、「人事制度」が明確になっていることです。
自分が将来どの程度の年収を稼げるのか、どんなスピードで昇格していくのか。。。。報酬が明確であれば働くモチベーションが保ちやすいですね。
逆に、いつまでたっても先輩の給料が昇進しない。。。。社長の愛人だけボーナスが多い。。。。なんて会社だと長く働こうと思いませんよね(‘Д’)
人間は承認欲求があるので、賃金だけでなく「適切に評価されている実感」が無ければ、モチベーションを保つことはできません。
新人を数年かけて育成する余裕。
「人は資産」と考えれば、自分の給料分を稼ぐことができない新人も大切な「将来の戦力」と言えます。
仕事そのものを覚えたり、海外赴任の為に語学学校に通わせたり、必要な資格を取らせたり。。。。。新人を育てるのには数千万円投資が必要になります。新人に数千万をかけれるのは「会社が儲かっている」「上司が部下を人として見ている」からだと言えます。
逆に、ブラック企業では「新人は利益を上げないコスト」などと平気で言う会社です。
人を人として見ない会社が良い持続的に発展できませんので、いづれ衰退することになります。
平均勤続年数が長い
私の勤める会社を含め、ホワイト企業は平均勤続年数が長く「20年」を超える会社が多数存在します。
ですので、上司も同じ会社・業界に数十年いるので様々な取引先に顔が効きますし、製品の背景や歴史をよく知っています。
その為、新人も上司に聞けば大概の答えは帰ってくる(教えてくれるメーカーの人につないでくれる)為、安心して勤務することが可能になります。
上司が業界での人脈を多く持っており、取引先の課長や部長まで重層的にお付き合いがあれば担当者が失敗しても上がもみ消してくれることも大いにあります。
勤続年数が長く、組織力で戦うホワイト企業ならではですね。
資格の取得費用は、会社負担
「従業員のスキルを上げるのに、会社がお金を出すのは当然」 これが、ホワイト企業の考え方です。
資格取得にかかる書籍代や試験費用、交通費は全額会社負担。ですし、試験が平日にあるなら、業務時間として扱い試験を受けることが出来ます。
私は、会社の支援で国家資格を2つ取得しました。
現在はキャリアアップと、海外転勤のチャンスを得るために英会話に精を出しています。英会話も入会金と月2万円程度の月謝のほとんどを会社が負担してくれています。
ここまで面倒を見てれる会社に、英語を上達させて報いたいと思います。
ブラック企業時代に簿記二級を受けさせられましたが、書籍も試験費用も自腹でした!平均勤続年数が3年程度の会社だったので、従業員のスキルアップにお金をかけたくないんですね!
チームでの協調プレイが基本になる
「この会社でナンバーワンの営業マンになります!」こんな威勢のいい求職者が来ますが、基本的に落とされます。
それは「お互いにミスマッチ」だからです。
ホワイト企業は「会社の看板と信用」を守って、チームプレーで一歩ずつ前進していきます。そのためには、会社の信用を傷つける人や、チームプレーを軽視する人とは相性が良くありません。
また「フルコミッションで、年収3,000万稼いでます!」というゴリゴリの営業職の方が転職してきても、仕事の規模や関わる人間が多く、金に繋がらない仕事が多すぎて面白くないと思います。
「ホワイト企業」はある種お役所や学校的な性格があるので、向いている人と向ていない人が分かれるのです。
ホワイト企業の条件(会社選び編)
安定的に利益を出してる会社。
ホワイト企業の条件として「ビジネスモデル優秀であり、継続的に儲かっている」ことが挙げられます。
経営状態が安定しているからこそ、社員も経営者も毎日落ち着いて仕事や長期的な投資に励むことが出来るのです。
特に、「ビジネスモデルが優秀かどうか」が大きなポイントです。
ビジネスモデルが優秀であれば、営業マンが死に物狂いで働かなくても商品が売れてお金が入ってきます。仕組みや業界での立ち位置が売り上げを運んできてくれるのです。
逆に、ビジネスモデルが弱かったり、商品に優位性がない場合は、現場は売上を伸ばすために、長時間労働やサービス残業が横行して疲弊します。
ブラック企業とホワイト企業を分けるのは「ビジネスモデルの差」と言っても過言ではありません。
参入障壁が高く、独占状態
ホワイト企業は、「過度な競争に巻き込まれない」からこそ、労働者への負担が少なくなっています。
競争に巻き込まれない為には「マネ出来ない技術」や「大企業と特定の商品の専売窓口という特権的な地位」かつ、を確保している必要があります。
もっと簡単に言えば、「参入障壁が高いので新規参入企業がおらず、黙っていても儲かる会社」と言うことです。
自ら動かなくても、注文が勝手に入ってくる会社であれば、現場はその対応だけしていれば儲かるのです。
ニッチ産業こそ、ホワイト企業が存在。
「誰でも知ってるあの会社」は、給料はそこそこでもホワイト企業とは程遠い会社も多いのです。
【大企業がホワイト企業とは限らない理由】
- 入社希望者の人数が多く、パワーバランスが社員<会社になっている
- 優秀な人が社内外でしのぎを削っており、長時間労働が当たり前になる
- 人件費が少なく、1人当たりの仕事量が多い
- BtoC(企業対個人)ビジネスは、消費者からのクレームが多く疲弊する
「名前を知っているから」という理由だけで会社選びをすると、非常に苦労しますね。。。。
逆に、ホワイト企業探しは、「知られていない優良企業を探す」ことです。
【ニッチ産業がホワイト化しやすい理由】
- 知名度がないため、優秀な人の募集が少ない
- ビジネスモデルが優秀なので、人柄と平均的な知能で仕事が回る
- 働きやすい環境なので、離職率が低く人間関係も安定する
- 自社の商品や地位が強いので理不尽なクレームが少ない
入社倍率は非常に高い。
ホワイト企業は就職・転職市場においても非常に人気があり、倍率が50倍~100倍になることも珍しくありません。
ホワイト企業は離職率が低いため「緊急で人が足りない!」という状況にならず、焦って人を採用する必要がありません。
その為「この人が欲しい!」となるまで採用活動を続けますので、入社の難易度が高くなります。
私の勤めている会社では「人柄・家柄」「学歴」「語学力」を重視しており、総合職は毎年穏やかな性格をした高学歴の第二新卒を採用しています。
面接官が「会社の至らない点」の話題を振ってくる。
ホワイト企業は面接官のから自社の至らない点や、社員が不満に思いやすい点を公開します。
「なんて余裕があるんだ。。。。ホワイト企業」と思われるかもしれません。
面接官が、あえて会社や業界の欠点を言うのは2つの理由があります。
- 20年以上働いてもらう前提で採用をしているので、会社の欠点も飲み込んで仕事が出来る人が欲しい
- お互いを人として尊重し、面接官としても目の前の求職者が、不向きな業務に就くことを望んでいない
例えば、私が勤めている専門商社では、営業職は取引先との「接待」は欠かすことができません。
残業代は出ませんが、求職者の中に不満を持つ人は一定数いるのです。時間外労働には違いありませんが、接待は「業種」「業界」の問題なので、そこに不満を持たれると会社としても、扱いが難しくなります。
お互いが気持ちよく働くために、あえて欠点や不満に思いそうな点を求職者に伝えるのです。
離職率の高い業界は、基本的に避ける。

引用元:新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)厚生労働省
【厚生省データから見る離職率】
離職率の高い業界:「宿泊業・飲食サービス業」「教育・学習支援業」「娯楽業」
離職率の低い業界:「インフラ系」「鉱業・採掘業等の資源系企業」「製造業」
離職率の高い会社の特徴は「労働集約的産業」という点です。
「労働集約的産業」は設備投資が少なくて開業できますが、人件費がコストの多くを占める業態です。言い換えれば「労働者を安くこき使えば使うほど、会社が儲かる。新規参集者が多い」産業です。
一方、離職率の低い業界は「資本集約的産業」という点です。これらは「強大な資本力を背景に生産設備を構える為、新規参入者がいない業界」になります。
長く勤務することを前提とするなら、離職率の高い業界を避けて離職率の低い業界の面接を受けることが確率的にホワイト企業を引き当てるカギになります。
以上、『ホワイト企業とは?ホワイト企業を定義する。』でした!
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