ホワイト企業って、どうやって見つければいいの~?
面接に行ったらまたブラック企業だったよ。。。。
ホワイト企業は、実は簡単に見つけられるんだけど、皆「ホワイト企業の法則」に気付いていないんだ
産業構造と、一人当たりの生産性に注目すればある程度見分ける事が可能なんだよ。
でも、ほとんどの人は「なんとなく」や「企業側の宣伝」ばかりを気にしているから、ホワイト企業に入れないんだ。。。。
うーん。。難しいなあ 詳しく教えて!
Contents
ホワイト企業が多く、離職率が低い業界

TOP3は年収も高いけど、意外と就活生から人気が無い業界なんだよね!
理由は、簡単!「何してるか良く分からないから!」
順位 | 業界 | 離職率 |
1位 | インフラ系(電気・ガス・水道) | 10.8% |
2位 | 資源エネルギー系(鉱業・採掘・砂利採取業) | 12.4% |
3位 | メーカー | 19.5% |
1位:インフラ系
離職率・・・10.8%
気や水道、ガス、通信等のインフラ業界は、言わずと知れたホワイト企業が多い業界ですね。
具体的な企業名で言うとJR、東京ガス㈱、NEXCO(旧道路公団)、中国電力というようにCMで見たり、日常生活で目にする企業ばかりですよね。
年収は高く、コンプライアンス意識も有給消化率も高いという、ホワイト企業業界の王道を行く存在で、毎年莫大な利益を上げているので、充実した福利厚生や給料を払うことが出来るのです。
難点を上げるとすれば「決められた事を、決められた手順で行う」事を求められる仕事なので面白みに欠けるという意見があります。
後は、就職先として非常に人気の為に入社倍率も非常に高くなっています。
「インフラ業界はやめとけ」と言われる理由

業界構造的にホワイト企業が多いインフラ業界ですが、万人におすすめする業界かと言われるとそうでもありません。
インフラ業界が辛い理由
- 「あって当たり前」なので、基本的に褒められない
- 業界の年齢が高く、閉鎖的で面白く無い
- 下請けはこき使われるのに危険な作業が多い
給料は安定していますが、仕事に面白さや成長を求める20代や30代にとっては退屈な業界かもしれません。
ただし、将来の安定性や健全な財務体質は今後も継続していくと考えられます。
2位:鉱業・採掘業・砂利採取業
離職率・・・12.4%
具体的な企業では、国際石油開発帝石や石油資源開発が該当し、簡単に言うならガソリンスタンドの親会社です(笑)
石油は、化学製品の原料(医薬品~衣服、ペットボトル)。。。。。等今の生活を支える、無くてはならない資源です。
巨大資本を背景として資源採掘を行う採掘業は、今後も国内で重要なポジションを確保していくことでしょう。
海外転勤や出張も多く、人的資源への投資も積極的に行います。
高給かつ語学も生かせるやりがいがある業界で、ハイスペック就活生に人気の就職先と言えます。
3位:メーカー 離職率・・・19.5%

離職率・・・19.5%
製造業は全体的にホワイトな傾向にあります。
特に地方の工場は基本的に定時帰りで、工場内に体育館が設置されていたりと心身共に健康的な生活をすることができます。
製造業がホワイトになる理由としては「労働組合が機能している」、「製造設備が動かなければ、労働者も休み」「ユーザーからの無茶な納期依頼がない」ということが挙げられます。
特に、化学・素材メーカーの工場はホワイト企業が多い事で有名です。
川上の工程なので消費者から無茶なクレームが入ることもありませんし、物理的制限がある為無理な納期設定がされない為です。
24時間稼働の工場なら3交代制を採用して、労働時間が8時間になるように守られています。

ブラック企業が多く、離職率が高い業界

ブラック3業界なんて言い方がされるけど、共通点は「労働集約的ビジネス」である点だ。
簡単に言えば「人を安くこき使う」と儲かりやすく「サービス残業」が横行しやすい業界だね
僕、居酒屋でバイトしたことあるけど、確かに社員の人がすぐ辞めてたなあ。。。。
順位 | 業界 | 離職率 |
1位 | 宿泊業・飲食サービス業 | 49.7% |
2位 | 教育・学習支援業 | 46.2% |
3位 | 生活関連サービス業・娯楽業 | 45% |
1位:宿泊業・飲食サービス業 例:ホテル・居酒屋
離職率・・・49.7%
「飲食・ホテル業界には行きたくない」就活生の合言葉になっていますが、実際に「3年で新卒の約半分(49.7%)が辞める」業界になっています。
飲食・ホテル業に勤めるうえでデメリットが「時間が不規則」、「クレームを日常的に受ける」「給料が安い」な点が挙げられます。
給料が安いのは「一人当たりの生産性が低い」からです。
飲食やアパレルは新規参入がしやすく、すぐに価格競争に巻き込まれて疲弊します。
牛丼チェーンの「すき家」ではワンオペ営業が問題となり、一時期労働力が確保できず一時閉店に追い込まれたことがありました。
宿泊業や飲食に勤めるなら、独立を前提としてノウハウを盗むつもりで働くか、高価格帯で客層の良い店で働くことが良いでしょう。
2位:教育・学習支援業

離職率・・・46.2%
教育関係産業も非常に離職率(46.2%)が高くなっています。
私は、塾と家庭教師の派遣事業(派遣側)で働いたことがありますが、待遇面では決して良い環境では無かったと思います。
【教育産業で働いて感じたデメリット】
- 「子供の為に」という正義の元やりがい搾取が行われている
- 塾のような閉鎖的な人間関係では、ハラスメントが横行しやすい
- 拘束時間や責任の割に、給料が安い(正規雇用 平均年収370万円)
- バイトの管理は非常に手間。終業時刻が遅く、生活が不規則になる
また、人材の入れ替わりが激しい業界なので、「他の業界に行けなくなってからでも転職できる業界」と言うこともできます。
私自身も、転職活動をしている際に担当エージェントから「強い信念と情熱がない限り、2社目の転職先にはオススメできません」と言われました。
信念や情熱、適正がずば抜けてある方には天職ですが、「生活の為の労働」と考えた場合、非常にきついのが教育産業の実情です。
3位:生活関連サービス業・娯楽
離職率・・・45%
生活関連サービス業や娯楽業も、新卒が3年で45%が転職します。
離職率の低いインフラ業界(離職率10.8%)と比べたら4倍高い計算になります。
生活関連サービス業・娯楽業は業種が多岐に渡りますので、具体的な業界を挙げて行きます。
- 生活関連サービス=クリーニング業、冠婚葬祭業、美容業等
- 娯楽業=映画館、劇団、楽団・舞踏団、ギャンブル、スポーツ施設等
分類されるサービスが多岐にわたる為、離職率が高い理由を一概に述べることができません。
しかし、並んでいる名前を見れば離職率が高いことは想像つくのではないでしょうか。
離職率は、業界ではなく「産業構造」によって決まっている
さて、離職率の高い業界と低い業界を見てきました。
離職率が高い業界と低い業界の業界には、それぞれ共通点があります。
下図は、厚生労働省が発表してる「大卒者の3年以内の離職率データ」です。

引用元:新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)厚生労働省
離職率が高い業界と、低い業界の特徴を比較した表を作ったのでご覧下さい。
離職率が低い業界 | 離職率が高い業界 | |
産業形態 | 資本集約的産業 | 労働集約的産業 |
新規参入者の数 | 少ない | 多い |
休日 | 完全週休二日制が多い | シフト制 |
生産性 | 高い | 低い |
顧客 | 企業対企業 | 企業対個人 |
クレームの数 | 少ない | 多い |
製品サイクル | 売り上げが安定 | 常に競争。 |
同僚 | 正社員と派遣社員 | パート・アルバイトの方が多い |
いのりょのホワイト企業体験談です!(*^。^*)

シェアトップ企業を狙うのが、ホワイト企業への道!

でも、離職率の低い業界にもブラック企業ってあるよね?
ホワイト企業の見つけ方も教えてよ!
このまま、ホワイト企業の見つけ方もマスターしよう!
業界1位企業がホワイト企業になりやすい
ホワイト企業は「業界一位」であったり「ニッチだけど、必要な製品や技術で特許を持っている」事が条件の一つとなります。
2位以下の企業は「知名度なし」「技術が弱い」「大量生産できないためコスト削減ができない」という弱点を抱えて戦う必要あります。
言うなれば2位以下の企業は「1位の企業がやりたがらない、コスパの悪い仕事」を引き受ける事で成り立つのです。
ホワイト企業を探すには「王者の戦い方」や「ニッチでの圧倒的優位確保」をしている会社を見るのが一番だと言えます。
大手企業100%子会社に、ホワイト企業は多い!
自社でシェア1位が取れなくても、「シェア1位製品の独占販売権」を持てば、大手ホワイト企業と同じ境遇で戦うことが出来ます。
そして、その黙っていても売れる商品を扱えるのが、上場企業100%子会社の特権です。
上場企業100%子会社は、潤沢な資金と人脈、数百億~数千億の売り上げを誇ります。
上場企業100%子会社の待遇
財閥系メーカー | 農林中央金庫 | NTT東日本 | |
ボーナス | 5.4か月 | 5か月 | 5ヶ月 |
残業時間 | 5~15時間/月 | 0時間/月 | 0~10時間/月 |
転勤 | 全国転勤有り | 原則なし | 全国転勤有り |
福利厚生 | 手厚い。
転勤中は家賃無料 |
手厚い。
家賃補助あり |
手厚い。
転勤中は家賃無料 |
給料については親会社に少し劣りますが、「福利厚生は同じ」という会社も多いので、上場企業100%子会社はオススメです。!
「ホワイト企業に強い」エージェントを集めたので、ぜひ参考にして下さい!

以上、『【徹底比較考察】ホワイト企業の多い業界、ブラック企業の多い業界!』でした