どうも!
ホワイト企業研究家 いのりょです!
さて、今日は「なぜ、ハローワークでホワイト企業は見つからないのか」について、解説します。
なお、この記事での「ホワイト企業の定義」は以下の通りです。
【ホワイト企業の定義】
- 年間休日120日以上
- 社会保険完備
- 交通費支給
- 給料が地域の平均年収以上
- 平均勤続年数10年以上
- 有給休暇取得率50%以上
- 3年以内離職率10%以内
- 退職金がある
- 女性が尊重されている
ハードル高!っと思った人は、ブラック企業勤務かもしれませんね。。。。。
この態度の待遇は今後普通になってきますよ!
Contents
なぜ、ハローワークでホワイト企業は見つからないのか。

「人は資産」ホワイト企業は、採用にお金をかけるから
ハローワークに求人を出すのは、企業側はお金はかかりません。
つまり「採用に投資出来ない・投資したくない」ブラック企業が、ハローワークで求人を出しているケースが多々あります。
離職率が高い為に、一回の採用コストを低く抑えたい意図を感じます。
一方ホワイト企業は「人は資産」と考えているため、一回の採用に時間とお金を惜しみなく投入します。平均勤続年数が10年を超えるので、一回の採用に200万円かけても回収できるからです。
「ブラック企業は採用に投資しない。ホワイト企業は採用に投資する」のは、絶対に覚えておいてください!
ハローワーク利用者に若手が少ない。。。。

上図のハローワーク利用者の年齢層をご覧下さい。
ハローワークは20代の利用者が全体の15%しかおらず、40代以上の求人が59.9%を占めています。
え?こんなところに、人気企業が求人を出しません。
ホワイト企業は離職率が低く、特に家庭を持っている30代以上の離職率は極端に低くなります。
ですので、ホワイト企業は第二新卒(育成枠)や20代後半~30代前半(中堅即戦力枠)といった、非管理職の実働部隊を欲している傾向が強いのです。
ホワイト企業とハローワークは、欲しい人材と利用者が合致いないのです。
レベルの高い人材がハローワークには来ないから。
ホワイト企業が欲しがるレベルの人材は、ハローワークを利用しません。
ですので、ホワイト企業もハローワークに求人を出さないのです。
優秀な人材は2つのパターンで転職をします。
- 競合企業から高額オファーで引き抜かれる
- 転職エージェントや転職サイトを利用して、転職活動を行う
転職エージェントもすべてのサービスが無料で受けることが出来るので、全国的な企業にアプローチ出来る転職エージェントや転職サイトを利用します。
首都圏以外で「地元で働きたい!」で思わない限り、誰でも欲しい人材はハローワークを利用しないのですね。
ハローワークの構造的な問題
ハローワークと転職エージェントでは「運営の目的」が異なります。
- ハローワーク:公営。掲載依頼がった企業の求人を扱う
- 転職エージェント:民間企業。魅力的な求人を扱うべく、日々他社と競争
ハローワークは掲載基準に違反が無ければ、掲載依頼があった求人を紹介します。
一方、転職エージェント営利団体ですので、求職者に魅力がある「高収入案件・大企業案件・ホワイト企業」案件を日々血眼になって探しています。
受け身のハローワークと、攻めの姿勢でホワイト企業を探している転職エージェントでは度どちらが魅力的な求人を持っているかは明白ですよね?
ハローワークと転職エージェントまとめ
ハローワークと転職エージェントの特徴について、図でまとめたのでご覧さい。
ハローワーク | 転職エージェント | |
企業の採用コスト | 低く抑えたい | 高くても良い人を取りたい |
利用者層 | 40代以上が約60% | 20代~40代がメイン |
求人に対する考え方 | 受け身 | 良案件を常に探す |
企業規模 | 地元限定 | 地元~全国(海外含む) |
共通点は、「どちらも無料」位でしょうか。。。。
ハローワークを使った方が良いケース!
地域密着型で、地元に残りたい人は有効
ハローワークは「地元に残りたいと考えている人」には、良い選択肢だと言えます。
その理由は「利用者に、地元に残りたい女性の多いから」です。
ターゲットの求職者がいれば、ホワイト企業もハローワークを利用した採用活動に積極的に乗り出します。

注意点は「転職エージェントと面談できない地方に限る」という点です。エージェントと会える地域ならそちらに行きましょう。
生活保護を受け取りたい人
生活保護を受け取りたい方は、ハローワークに通いましょう。
転職エージェントだけだと、生活保護を受け取ることはできません。
ただし、再就職手当はハローワークだけでなく「届け出のある職業紹介事業者」経由での主食でも貰えるようになりました。