どうも!
ホワイト企業研究家のいのりょです!
さて今日は、労働問題で避けては通れない「鬱」「適応障害」について話していきたいと思います。
ホワイト企業でも、うつ病患者は出ます。
というか、私も適応障害と診断された経験があります。
Contents
今日のテーマ:「ホワイト企業でも鬱になる、原因と社内の構造」
ホワイト企業でも鬱になる、原因と社内の構造

鬱になる原因は「ハラスメント」
ホワイト企業でもパワハラはあります。
【典型的なハラスメント例】
- 大勢の前で、失敗を責める
- 細かなミスをネチネチ攻撃
- 部署や支店内で一人だけきつく当たる
- セクハラ
99%の社員は、ハラスメントのような卑怯な事はしません。
しかし、ホワイト企業と言えども全員が良い人ではないので、パワハラ・モラハラは起きてしまうのです。
実は私も上司にネチネチやられ、適応障害を発症しました。
【適応障害の症状一例】
- のどが渇きやすい
- 疲れやすい
- 吐き気がする
- 不自然な動悸が増える
- 朝身体が動かない
私は、一時期全部これになりました(笑)
ホワイト企業社員は、ハラスメントに弱い
ぶっちゃけホワイト企業社員は「打たれ弱い人」が多いです。
【ホワイト企業社員が、ハラスメントで鬱になりやすい理由】
- 優しい人が多いが、繊細で傷つきやすい人が多い
- 仕事より趣味派なので、怒られてまで仕事するモチベーションはない人も
- 真面目で責任感が強く、抱え込みやすい
- 内向的で刺激に弱い
面接の段階で「協調性・責任感があり」「周りとうまくやっていく心配りが出来る人」が採用されています。
うつ病にかかりやすい人の特徴ですね。。。。
ホワイト企業自体も、ハラスメントに弱い
ホワイト企業はハラスメントに、弱い体質をしています。
- 社員同士の身内感が強く、多少のハラスメントは「個性」で許されてしまう
- 終身雇用制を前提にしているので、波風を立てたくない
- 待遇が良すぎて、上司に不満があっても辞めにくい
- 性善説で運営されており、悪意に敏感
「終身雇用を前提」「性善説で組織が運営されている」のは、ホワイト企業のメリットですが、同時にパワハラの温床となってしまうのです
休職という手段が使えるのが、ホワイト企業の強み!
ホワイト企業も、ブラック企業も鬱病患者が出る。。。。
ホワイトとブラック企業の決定的違いは、「休職が可能か」です。
社内規定では1年~2年程度の休職期間が定められていますが、「実際に戻れるかは別問題」です。
ホワイト企業では、部署移動や配置転換で復帰できます。
「おかえり」「大丈夫?」と声をかけてもらえるのが良い会社ですね!
実際に私の会社でも、数年に1人は鬱や適応障害を患って休職する人が出ています。
【私の会社の例】
- 地方支店営業→1年休職→本社総務部
- 本社営業→2カ月休職→本社営業
- 地方営業→適応障害診断→そのまま出社(私)
ヤバい!と思ったら、心療内科へGO!
心は鉄と同じで、一度折れると直してもその部分は以前よりも折れやすくなります。
「ヤバい!」と思ったら、診療内科へ行って診断書を貰って「休職の選択肢」を行使しましょう。
一度心と体が壊れてしまえば、元に戻るのに数年単位で時間を失ってしまいます。
診療内科も近年パワハラを原因とする休職希望者が増えているため、診断書を出し慣れています。
- 寝つきが悪い
- 夜中何度も目が覚める
- のどが渇きやすい
- 動悸がする
- 計算や言語化が遅くなった(集中力が落ちた)
- 朝起きられない・体が動かない
これらの特徴を述べると、抑うつ状態が見られるとして診断書(1か月)を貰うことができます。
診断書を会社に提出すれば、一旦1か月は休職することが可能です。
適応障害は、放っておくと取り返しがつきません。「ヤバい」と思ったらすぐに診断書を貰いましょう。
診断書は「傷病手当」を貰う為にも有効
- 休職したいけど、お金が心配。。。。。
- もう、こんな職場無理!辞めてやる!でも、鬱で働けない。。。。
そんな方は「傷病手当」を貰いましょう!「傷病手当」とは、心身の不調に寄って働けない期間国がお金をくれる制度です。
傷病手当を貰うための4つの条件
- 業務外の事由による病気やけがの療養のため
- 仕事に就くことができない事
- 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
- 休業した期間について給与の支払いがないこと
引用:全国健康保険協会
「業務外」とありますがこれは「業務中」であれば、労災が適応されるためです。
適応障害や鬱は「傷病手当」が貰え、医師の診断書があれば最長1年6カ月間貰い続ける事が出来ます。
勿論、数カ月程度貰って職場復帰するのが良いですが、そうでない場合しっかり活用して生活を安定させましょう!
計算方法:直近12カ月の平均月収(ボーナス含まず・残業代含む)×2/3
基本給が21万円の人の場合は、毎月14万円受け取れる計算になります!
あなたが務めているのは本当にホワイト企業?
ここまで「ホワイト企業でも鬱になる」と書いてきました。
しかし、ここで考えて欲しいのは「あなたが勤めているのは、本当にホワイト企業ですか?」という点です。
- 休みが多い
- 給料がそれなりに高い
- 福利厚生が充実している
- 年功序列で昇進していく
- 退職金が多い
私もこんな会社に勤めていました。
はっきり言ってこれは「ただの金の話」ですし、ちょっとの待遇やカネにこだわるのはダサいです。
私もずっと「でも、いい会社だし。。。」と言っていましたが、ただの自己洗脳でした。会社なんてわざわざ褒めるものでもありません。
もし、あなたが飲み会や恋人、配偶者に「でも、いい会社だし」と言っているなら、それはもう限界が近い証拠です。
私は妻の後押しで適応障害レベルで辞めることができましたが、もう少し遅ければうつ病になり退職以上の損失を被っていたと思います。
- 「年が近く、やる気のある人たちと切磋琢磨したい」
- 「もう、サラリーマンはいやだ。つまらないおっさんのお酌をするのはいやだ」
そう考えた私はウェブ業界にホワイト企業(仮)から、意を決して転職しました。しかも転勤先です。
鬱になるような会社いても将来は開けませんし、市場価値が上がらないキャリアは「死あるのみ」です。
もし、退職を考えている人は下の記事を是非読んでください。鬱手前にされてまで、円満退職をしようとして裏切られた体験談を元に「円満退社は無理」という話を書いています。

実際に役立つサイトとエージェントだけ集めたので、人生をいい方に変えたい人は絶対に読んでくださいね!

以上、『ホワイト企業でも鬱になる原因と社内の構造!適応障害になった体験談』でした!