ホワイト企業に入りたいよ!いのりょ先生!
でもね、僕は20代の人が単に「待遇や安定だけ」を求めてホワイト企業に入りたがる風潮を心配しているんだ。
を解説するね!
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20代で年功序列企業型のホワイト企業に転職してはいけない理由
20代で年功序列型ホワイト企業に転職してはいけない理由
終身雇用前提で、職能が身に付きにくい
まず、年功序列型ホワイト企業をオススメしない理由は、「スキル」「高い専門性」が身に付きにくいからです。
ホワイト企業はビジネスモデルや製品が優秀であり、参入障壁が高いため勝手に製品が売れてしまいます。
参入障壁が高い会社やビジネスと言うのは、習得する技能や人脈が大きい為に「下積み」の期間が長くなります。
医者や弁護士は儲かりますが、今からなろうと思っても簡単ではないですよね?
会社も同じで、資本や特許によって参入障壁が高い企業は「下積み時代」が長くなりがちです。
IT化が急激に進んで、世の中が変わり10代~20代に有利な世の中になっているのに、その期間を下積みで過ごすのは勿体ないですよ。
相場よりも、高い給料を貰うことに慣れてしまう
賃金は「最低限の衣食住が賄える額」+「ストレス度の高さ」+「希少性(需要)」によって決まります。
しかし、ホワイト企業はストレス度が低いのに、給料や福利厚生が高く支給されるというバグの状態です。
これは「会社のビジネスモデル」が優秀で、生産性が高いおかげですが実力の相場よりも高い年収は、いつか是正されると思った方が良いでしょう。
シャープや東芝の例を出すまでもなく、あなたが入った時点ではホワイト企業でも、将来的には「普通の会社」になる可能性が高く、相場に見合わない高い給料を貰い続けていると、転職が出来ない年(45歳)でリストラの対象になります。
ぬるま湯に浸かり続けると、転職出来る実力が無くなる
皆さんは、「良い会社の定義」が分かりますか?
ちゃんとお給料を払ってくれて、残業が少ない会社かな?
お金と休みが保証されているのは、大切だね!
でも僕の考える「良い会社」は「いつでも転職出来る人が、会社に残っている会社」
「悪い会社」は「転職できない人たちが、会社にしがみ付いている会社」かな。
ホワイト企業は入社倍率が高いので、優秀な若手が入ってきますが10年もすれば市場価値が低い人間になれ果てます。
理由は簡単で、「市場価値の上がる仕事をしていないから」です。
その結果、会社にしがみ付くしかない人が量産されます。
会社にしがみ付く人が多くなると、マーケットやお客さんではなく社内の人事評価に目が行きがちになります。
社内説明用の資料作成が増えたり、管理職同士のマウンティングや政治争いに巻き込まれるのです。
結果、そこでしか通用しない人たちが、血みどろの争いを繰り広げる疲れる会社になり果てます。
20代はバリバリ働いて、専門性を高めるべし
でも、僕はどうしたらいいの?
良い質問だね ホワイト君。
実は年代ごとに磨くべきスキルや、身を置く場所は変わってくるんだ。
20代は専門性、30代は経験、40代は人脈を積める場所にポジションを取るべきなんだ
20代は専門性を高める事が出来る環境に身を置くことが大切です。
20代で高い専門性が身についていないと、30代で重要なプロジェクト(面白い仕事)に配置されず経験を積むことができません。
20代でぬるま湯体質に使っていると、一生面白い仕事を経験できずに終わることになります。
「別に、面白い仕事しなくても金が入ればいいや。。。。」と考えるのも人生の選択肢なので、自分の性格や体力と相談して、決めましょう!
実際に私の勤める会社では「仕事は興味ないけど、定時で帰れるし給料もそれなりだからやめる理由がない」と考えている人が大半です。
30代以降で、ホワイト企業へ転職はオススメ
ホワイト企業へ30代以降で入ることはオススメです。
理由は簡単で「30代以降(役職付き)で入るホワイト企業はコスパが良いから」です。
【ホワイト企業のメリット】
- 残業時間が少ない
- ストレス度合も低い
- 給料はそこそこ高い
- 福利厚生も充実
- 社会的信用も厚い
仕事よりも家族といる時間を大切にしたい! ストレスが低い会社に転職したい! 次の会社で定年を迎えたい!
そんな方にはホワイト企業はオススメです。
部下の私が言うのは失礼ですが、私の上司達(40歳で年収1,000万円)の仕事ぶりと能力は、同じ額を稼いでいる人達と比べて段違いに低いと思います。
ただしブラック企業からは、早く脱出すべき
20代はバリバリ働ける会社が良いですが、「ブラック企業からは早く脱出すべてすべき」です。
高い専門性が身につかないのに、長時間労働しても体を壊すだけで意味はありません。
- 残業代が支払われない
- パワハラ・セクハラが横行している
- 個人でパクれるビジネスモデルではない
- 救急休暇の申請が通らない
こんなブラック企業からは、一刻も早く脱出しましょう。
ブラック企業からの脱出には、↓の記事を参考にして下さい。
